「しまくとぅばを知る」第1回の様子
琉球大学の狩俣繁久氏に、“しまくとぅば”の位置づけと現状についてお話いただきました。
4月になると「さーくら咲いたら一年生(♪)」という歌があたりまえのようにラジオでながれ、歌われるけれども、果たして沖縄では意味がある歌だろうか。宮古島のある小学校では、入学式には「桜」でなく、「でいご」を飾るところがあったそうです。これが沖縄での自然な風景ではないか。このように語る狩俣氏のお話は印象的でした。マジョリティの言葉は、私たちが生活している土地の自然や文化を見えなくし、そしてついには消滅させてしまうのです。
言葉のマジョリティとマイノリティの問題は、沖縄県内に数多く残る“しまくとぅば”のあいだにも横たわっています。なんだかはっとさせられるお話でした。グローバル化などといって、世界で話される言葉がみな同じになってしまってはつまらない。多様な言語が、この地球上に存在しているほうが面白いと思いませんか。
「しまくとぅばを知る」は2回目もあります。次回は仲原穣さんが「日本語のなかのしまくとぅば」というテーマでお話されます。5月14日(土)です。
狩俣氏の講義の様子



